インプラント治療とは、治療行為の総称であり、現在、日本国内で流通しているインプラントは30種類とも40種類とも言われています。
それぞれのインプラントメーカが自社のインプラントの特徴を述べています。
しかしながら、実際の臨床成績の統計的データの研究結果が出ているインプラントはさほど多くないのが現状でしょう。
使用するインプラントが、数十年にわたり良好な臨床成績を持っている事が大切な事は言うまでもありません。しかしながら、インプラント体の表面の性状や、形態は進化をしていますから、新しいインプラントが、歴史が無いからいけないとも言い難い事も事実でしょう。
日本国内で30から40種類、世界中で見ると100種類あまりあると言われるインプラントも、世界的に権威のある学会で目にする機会のある、世界標準のインプラントは数種類です。
数あるインプラントの中でも、ある限られた数種類のインプラントが実際には大部分を占めているのが事実のようです。
ここで考えなければならない事は、インプラント治療の、長期的成功の要因には、使用するインプラントの種類も関係しますが、もう一つ重要な事があります。それは、インプラント治療の行い方の種類です。
インプラント成功率に関係する要素として、「誰が」、「どのインプラントを使用して」、「どの様に」、治療を行うかです。どの様にとは疾患に対しての診断力と、その上に成り立つ治療計画の立案能力、そして、それらを忠実に具現化する事の出来る、臨床技術となります。
広義の意味でインプラントの種類を考えると上記のように言う事が出来るでしょう。
インプラントはここ数年で急速に普及し始めました、今後益々普及する事でしょう。それに伴い問題のあるインプラント治療も、増加する事は避けられないでしょう。私の診療室でも、インプラント治療を受けたいとする相談が増加していますが、インプラント治療を受けた後にトラブルを抱え、相談にお越しになる方も増えています。
インプラント治療に限らす歯科治療は細かい治療ステップの精度の良い積み重ねから成り立ちます。時間を十分に使い診査診断の後、じっくりと治療に望む事が何よりも大切です。
良くインプラント治療をどこで受診するかの話題になる事があります。極端な言い方をすれば、インプラント治療は歯科治療が上手な病院で受診する事が良いでしょう。総合力的な力が無いと治療が成功しないからです。
この事を、この場で上手に伝えるのは大変です……….
ちなみに、私の使用しているインプラントシステムは、ブローネマルクシステム、3i(スリーアイ)の2つのシステムです。
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