マックの新しいOS「タイガー」が発売されました。「ジャガー」「パンサー」に続きかなりの短期間でのリリースです。この動物シリーズ一体どこまで続くのでしょう?
今日は歯科ネタとは関係ありません
この期待のOSを私は予約し待ちに待って手に入れました。
早速インストールを実行、約1時間かけて再起動し使って見ましたが、一寸複雑で十分に使い切れません。そのうち攻略本等が出版されたら勉強しなくては…..。
まだ実際には使っていませんが、このOSの魅力は、なんと言っても4人で同時に行えるビデオチャットの登場でしょう。今ではテレビ電話のイメージでしたが、今回はテレビ会議システムの用に使えます。
各先生方との打ち合わせもトラベルフリーになります。でも、まだまだ中堅以上の先生方への普及は…….?
学会の打ち合わせのため、集まるには、診療を休まなければならないのは、結構たいへんですから。
私はマックをクワドラ時代から使っています。歯科の臨床の傍らにはいつもマックがありました。診療室にはデンタルチェアーがあるように、マッキントッシュがありました。
当時の学会発表とは、現在と違いスライドで行うものでした。文字スライドは、写真やさんに注文して作るのが当たり前でしたが、マックで自分で作ることができるようになったのは画期的な事でした。1990年頃の話です。そのころは駆け出し歯医者で、今のように自分で学会発表をするような事は夢のまた夢。当時はスライド係よろしく、著名な先生方のスライドを徹夜で作ると言った雑用をよくやりました。
スライド作りも板に付いた1995年初めてインプラント治療の症例発表を行うため自分のスライド作り行いました。
そんな私に大きな転機となるカルチャーショックが訪れました。
それは1996年ニューヨーク、アメリカを代表するインプラントの学会、通称AOでの出来事。私は休暇をもらい参加したのです。
そして….世界的に有名な歯科医、Drガーバーのプレゼンテーションです。
会場に運び込まれたパワーマック、巨大な液晶プロジェクター、いくつものモニター(当時はブラウン管だった)、そしてそれらを操作する、そろいのウインドブレーカーにインカムをつけた人々。
そう、その人々はDrガーバー専任のプレゼンチームだったのです。
プレゼンが始まりました。音楽や効果音….なんと説明の画面が動画!
Drガーバーのプレゼンはまるでテレビのニュースを見ているかのようでした。
今までスライドしか見た事のない私は仰天しました…….初めて見たコンピュータを使ったプレゼンテーションです。
そうです、自分のプレゼンにエンターテーメント性を持たせ、会場の全員を魅了させたのです。感動しました、発表の為にこれだけの設備と、人を使い行い、そしてその内容……。
それから10年、マックは進化し「タイガー」となりました、当時では考えられないようなパフォーマンスを発揮します、動画を作る事も簡単になりました。
そして、あれから10年、私も発表の機会を与えられるようになりました。私も発表に積極的に動画を使います。そして音楽を流します。その原点は1996年のカルチャーショックにあるのです。
次回から、歯科ネタに戻ります……..。
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