ネット企業家の西村博之さんが、「嘘を嘘と見抜ける人でないとネットを使うのは難しい」と言ったことをご存知でしょうか。
現在、インターネットは非常に普及しており、誰でも簡単に様々な情報を得ることができるようになりました。いつでも好きなときにアクセスし、自分の求める情報を手に入れることができるのは、インターネットの最大の利点でもあります。
しかしその一方で、インターネット上には実に様々な情報があふれ、正しく信頼できる情報と、誤った情報が混在しているということも忘れてはいけないでしょう。信頼のおけるものかどうかの判断は、個人に委ねられているのです。
私が働き始めた歯科業界でも、多くの歯科医院がHPなどで様々な情報を発信しています。昨今、歯科医院はあらゆる所で開業しており、美容室に次いで業界内の競争(?)が多いとも言われます。そんな時代だからこそ、インターネットを使って宣伝することは、非常に便利で効率的でもあります。それらをもとに、医院を選択する患者さんも増えています。
しかし、その情報の中には、誇大的なものや不確かなものが含まれていることもあります。そして、歯科に関する知識があまりない患者さんが、それらをそのまま鵜呑みにしてしまうこともあるかもしれません。
本来、情報を発信する側はそれなりの責任を持たなければならないはずですが・・・そうでもないというのが現状のようです。
情報があふれたこの時代、すべて選択するのは自分自身です。そのためには自身が正しい知識を持つことが大切です。知識はあればあるほど良いもので、決して無駄にはなりません。
何でも積極的に学んで見識を深め、様々な知識を得ていきたいものです。
そして、便利なインターネットはもちろん活用しつつも、情報を得るための一助に過ぎないと考え、偏りすぎないように気をつけていくことが必要だと感じていいます。