インプラント治療を行うに当たり、CTを撮影することは今日ではかなり浸透してきました。
また、CT撮影の結果をSIMPLANTと呼ばれる、インプラント専用の解析ソフトで埋入計画を立案することも…
今から10年前の1999年、日本顎咬合学会で「SIM/Plantとサージカルステントを用いた画像診断」と題し学会発表を行い、学会より優秀発表賞を頂きました。
その当時の、CTを撮影、専門の解析ソフトでインプラントの埋入を診断する事は、いまと違い市民権を得ていませんでした。被爆の事や撮影コストの事を良く思わない方々も多くいらしたことも事実です。
三次元的解析の重要性を述べると、よく「先生はオタクだね」なんて冷やかされたものでした。
いまは違います….
CTはブタでも撮影する時代です???
実は、月末からはじまる、明海大学同窓会が主催する、インプラントベーシック4日間コース。
このコースの講師を数年前から任命されていますが、今年度のコースは更に内容がパワーアップです。
埋入実習に用いるブタの顎は、予めCT撮影を行い、一人1台のSIMPLANTを準備、受講の先生が埋入実習を行う自分のブタのCT解析を事前に行うといった懲りようです。
ただヤミクモに埋入実習を行うのではなく、一体一体異なる顎の形態に合わせて、各人がそれぞれ三次元的診断を行う…
こんな手間の掛かる、実践的な実習を許可してくれた大学に感謝です。
教える側になっても「やっぱり先生はオタクだね」….
なんて言われてしまいました
そんなわけで診療終了後に、知人の病院のCTを借りて、一体一体ブタのCT撮影です。
© 2025 Ogawa Yoichi Special outpatient clinic