歯科治療において色は重要な要素です。
前歯セラミック治療ではセラミック冠を周囲の天然の歯とそっくりに作る必要があります。天然の歯とそっくりな人工の歯を如何に作ることが出来るか。歯科治療の永遠のテーマです。
この事は使用素材の差ではなく、その歯を作る歯科技工士の技術の差となりハッキリと現れます。
当院ではセラミック製作を担当する歯科技工士が、患者さんの歯の色を見るためのアポイントを取り面会し歯の色を見ることから始まります。このとき、歯の色のみならず患者さんの希望や雰囲気等からこれから作ろう(創ろう)とする歯のイメージを膨らませます。このとき歯科技工士の頭の中はアーチストとなり芸実的センスが駆けめぐっていることでしょう。
歯の色は白ではなく色々な色の組み合わせで成り立ちます。歯の色を鑑定するには適切な光源が必要となるのです。診療室の光源は、電球や蛍光灯の配置、窓の向き、天候や陽の傾きなどで変化をします。そして診療室と歯を作る技工室の光源の違いも誤差の原因となります。
すなわち、歯の色の鑑定は出来るだけ安定した光源の診療室で見て行い、診療室の条件と出来るだけ近似した光源の技工室で歯を作ることが望ましいのです。
当院では、歯科技工はセラミック専門の匠の技工士とのチームアプローチで数々の学会で治療結果を報告しています。そんなこだわりから、私の診療室と彼の技工室の蛍光灯は、美術館や写真印刷所等で使われている専用の蛍光灯で統一しています。
年が明けてアッと言う間に一ヶ月更新なし、がんばって更新します。(^_^;)
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診療時間/(月~金)10:00~13:00 / 14:00~18:00
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