学会の出席や発表の話題ばかりが続いたので、ちょっと話題を変えようと思います。
前歯にセラミックの冠を被せる話はよく聞く話です。
インターネットの相談コーナーには、セラミックの自費医治療か、レジンと呼ばれるプラスチックを用いての保健治療の違いを相談する投稿も見受らけれれます。
これらの質問には丁寧な答えが返答されて、情報が公開されたかのように思えます。
しかし、歯科医師の立場からすると、少し物足りなく感じるのは私だけではないようです。
それらの答えの多くは、使用材料の違いであるために生じる治療費の違いであると述べられている事が多いからです。
セラミックは変色しない、摩耗しない。レジンは変色する、摩耗する。治療費の違いを、材料の違いとしている事は決して間違えではありません。
違いはその部分だけでしょうか…….。
被せ物の治療における良質とは?
私の考える良質とは……..適合精度や咬み合わせの精度だと考えています。
ですから治療費の違いとは、この部分の違いで、上記の結果を追求するために、歯科医師、歯科衛生士、そしてそれを作る歯科技工士。それらの人がその治療に費やす技と時間の違いであると考えています。
最も簡単に言えば、削り方と方の採り方、そして作り方の違いと言えるでしょう。
セラミックを用いた冠を装着した、良い治療結果が達成出来ていないケースに遭遇する事は、悲しい事です。
精度のよい型を採るためには数々のテクニックが存在します。
ここでは、セラミックの冠をやり直す際の数々のテクニックのうち、ほんの一つを紹介します。
セラミック冠の再治療を望まれた方が、お見えになりました。
デンタルフロスの使用時に痛みと出血があるとの事です。
冠を外してみると歯肉に炎症があります。
なぜでしょう、そしてどうやって治療するのでしょう………?
次回へつづく………..>>>
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