曜日、皆さんは何をして過ごしますか。
歯医者の休日、さて本日は….。
今週は2度の手術を控えています。それも両症例とも難症例のケースです。昨日はスタッフとの術前シミュレーションを行い、ミーティング。本日は一人病院に来て再度、模型やCTの見直しを行い、頭の中でイメージトレーニングを行いました。
頭の中でバーチャル手術です。経験を重ねると、手術のシーンが開始から終了まで次から次へ浮かんでくるのです。そこで、「ここがもしこうだったら、こうしよう」とか「ここがこうなっていたら、次の術式の選択肢はこうしよう」とか考えるわけです。こうしたことが、単に手術を行うとは違う、いわゆる、精巧、緻密に行う職人的術式に反映してくると思っています。
こうした、事前シミュレーションを手術チーム全体で行うことが、危険の事前回避に繋がることを、今月末に発刊される、インプラントの本「開業医のための失敗しないインプラント治療」ーデンタルダイヤモンド社ーに執筆しました。
今回は、本院の歯科衛生士が「マスターしなければならない無菌テクニック」と題し、歯科衛生士の役割を中心に、手術補助の動きについて解説しています。
一通りのシミュレーションが終了、頭の中で治療の行程が終了した後、食事をとると今度は講演準備です。来週、再来週と行うため、準備もしなくては成りません。診療室の裏のミーティングルームはマックとモニターに占領されています。
歯医者の休日はこうして過ごしています……(^_^)v
来週、開催される「第14回茨城県歯科医学会」(於:水戸プラザホテル)では、
開業医がインプラント治療を行う際の注意点を中心にお話を進めたいと考えています。インプラント治療で最も大切なことは、歯を失った部分をだけを治療として行うのではなく、全体の咬み合わせを考えた、適切な治療や、歯周組織への配慮、メインテナンス等を的確に行わなければ、決して長期的な成功は無いことをお話したいと思います。
外科的な要素はもちろんですが、それを成功させたうえで、なおかつ口腔機能全体のバランスを考えた、歯科治療としての成功をいかに納めるか。それを長期にわたり機能、維持させるか。この考え方がインプラント治療にはとても大切な事と考え講演準備を進めています。
今回は茨城県歯科技工士会による依頼講演ですが、このブログをご覧になっている、お近くの歯科医師、歯科技工士、歯科衛生士方がいらっしゃいましたら、よろしければ治療チーム全体でのご参加をお待ちしております。
歯科治療は歯科医師だけでは行うことは出来ません。チーム全体が共通のコンセプトを持ち治療に臨まなければ成功しないからです。
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