今日はスタディーグループ「ボストン5」に招待演者として呼ばれ講演を行いました。このスタディーグループの名前は、米国ボストンにてインプラント治療の研修を受けた5人の歯科医師が中心となって発足した事が語源となっているそうです。
いつもは、インプラントの骨移植等の外科的な内容が多いのですが、本日は少しベーシックな内容でお話をしてきました。
現在、インプラント治療はそれに特化した治療の様に思われがちですが、そうではなく、今まである歯科治療の延長線上にあると考えています。すなわち一つの口の中をきちんと全て診査診断し、如何に治療を行うかが大切です。そこには各歯のポジションや咬合平面や咬合高径、三次元的な下顎位の決定といった、義歯の治療のコンセプトを応用することが必要不可欠なのです。
主催者の要望もあり、比較的若い先生が多いとのことで、基本だけれども難しい事、しかし必ずマスターしなければならないことをお話ししました。この事、先日出版された「自由診療のステップByステップー腕を上げたいうまくなりたいー」の中でも少しふれましたが、派手な治療ばかりが専攻しがちな今日、ないがしろにされる事が多く、基礎が抜けたケースに遭遇する機会が多くなりました。じっくり見据える必要有ることです。残念ながら特に星の数ほど有るHPの中で首を傾げるようなケースをよく目撃します。以前にも書きましたが、バーチャル空間で有名な先生が、実空間では………….?
地味で時間が掛かるけれども重要なこと、しかし患者さんサイドからは解らないこと。この事を如何に緻密に積み重ねるか。技術者がこの事にこだわりとプライドを持たなければ良質な歯科治療とはかけ離れてしまいます。ちょうど今、社会問題になっているマンション事件の構造と似ています。
やっぱり歯科医は「こだわりの頑固職人」でなっくちゃ……..(^_^)v
写真は始まる前にちょっとポーズ…..頑固そうには見えないでしょ…….。
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