今年の初めのある日、明海大学口腔外科の教授に呼ばれました。緊張したおもむきでお会いすると、開口一番「来年のCE一緒にやらない?」と切り出されました。
「CE」Continuing Dental Educationの略で、明海大学では、歯科医師を対象にした卒後研修部門が組織され、卒業大学に関係なく最新の歯科医療技術の習得の場として公開されています。ちょうど各大学におけるオープンカレッジや公開講座の歯科専門版の様な位置づけです。
人気の為、講義を新た新設する事となり、その際、教授と私で、インプラント治療における診査診断についての講義を一緒にやろうとのお誘いでした。この名誉ある指名に「はい!全力で頑張ります!」と返事をして以来、半年以上の準備を進め、このたび2006年度のパンフレットが完成しました。まだ配布されていませんが、いち早くブログにて紹介します。
卒業歯科医師を対象にした講義、その中でもインプラントや歯周治療の講義は人気の講義で満席やキャンセル待ちの講義が続出、週末行われる講義は活気に溢れています。そもそも、歯科治療は大学での講義だけでは全てを網羅することは不可能ですし、歯科医師となってから学ぶ姿勢は、モチベーションが全く違います。そうです、学んだことが自分自身の力となるのです。
歯科医の為の研修会は、歯科材料メーカーが販売促進のために主催した研修会が多く存在しています。特にインプラントメーカーはこぞって自社製品売り込みのためにインストラクターを擁立、研修会を開催しています。その研修会が悪いとは言えませんが、千差万別です。研修を数日受けただけで翌日から出来るようになる事でないことも、また事実でしょう。また既存のユーザーにはインストラクターにしてあげるからと言ってさらなる営業をかけたりと、現在インプラントメーカのこ様な動きを心配する先生方も多いのではないでしょうか。メーカー主催の立派な研修会が存在することも紛れもない事実ですが、そうでないものがあることも事実です。
何より、大学という公の機関で卒後研修の講師として、開業医である私が登壇出来ることをとても嬉しく思います。そして選考して頂いた教授に感謝いたします。
歯科医師となり臨床に携わるからには、常に学習を続けなければならないでしょう。特に歯科医になって最初の十年間を、どこで、誰に学ぶかで、残念ながら生涯の方向性が大きく左右されてしまいます。
歯科界の重鎮で私の尊敬する師匠の一人から、こんなメッセージをメールで頂きました。「最近の活躍ぶりを嬉しく思います。先生もやっとスタートラインに着けましたね。これからの10年が頑張りどころです」と。
15年以上なりふり構わず頑張ってきて、やっとスタートですか………..。
チョー。。。厳しー。。。。。(>_<),,,,
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