インプラント治療の情報収集

インプラント治療の情報収集についてご質問のコメントを頂きましたので、考えてみたいと思います。これが答えではなく、あくまでも、少しだけ業界を知った者による意見をして呼んでください。

何度か書きましたが、一般の方々が現在情報を収集しようとした場合、一般的に、第三者からの客観的評価を受けていない情報ほど入手が容易です。その代表が本人発信のHPであり、患者さん向け解説本です。簡単に入手可能ですが、第三者による客観的評価はそこに存在しないため、情報は発信者のみが管理します。かくゆうこの文章も同様です。そこにある事項を信じるか信じないかは、情報を受け取る側の責任に於いて管理します。

社会的にみて情報の信憑性が高いとされるのは、公共性を持った情報媒体となります。その代表が新聞やそれに準じるHPなどが考えられると思いますが、得ようとする情報が必ずあるとは限りませんし、全て正しいとは限らない場合もあることが否定できません。

最も信憑性の高い情報は、その業界を専門に扱っている業界専門の情報誌や、学会誌などの情報と思います。しかし業界以外では情報収集が困難で、内容が難解である可能性が高く、理解するためには、かなりの労力を必要とします。

この様に情報にはそれぞれ特徴があり、それらの背景を考えて、得た情報を活用する事が重要です。

具体的には…..。

インプラント治療の情報をいかに入手するかですが、一般的には、HPとなるでしょう。ここで多くのインプラントに関するHPを見て回ると、患者さん向けの、だいたいのインプラントに関する知識は得る事が出来ると思います。ここまでの知識を得る段階ですので、現実には危険ゾーンに接触したとしても、まだ不利益は生じませんし軌道修正が可能です。また施設選択の知識までを得る事は出来ません。

次の段階、医療施設を選択する。この時点で道が分かれます。なぜならHPは自己申告ですので、治療技術に関しても自己申告です。ある人の100点や80点の評価は、ある人では60点や40点である事も珍しくありません。客観的評価基準の無い世界ですので、そこに、診断力や技術力のある無いをHPから判定する事は困難と言えます。十分に検討する必要があります。

そこで、専門家による第三者の評価を受けた後の情報、となるとやはり専門誌の閲覧と成りますが、病院選びの参考にするのであれば、専門書を読むのではなく、専門書を書いている人とを探す。この方が簡単で解りやすいと思います。
歯科系雑誌、とくにインプラント治療に関しては多くの先生が治療の結果を専門誌に投稿しています。それらの治療結果は業界を熟知した第三者が、治療結果を客観的に判断した後に掲載を決定した記事ですので、治療技術の評価を受けた後に情報配信された結果と成るため、信憑性の高い情報と言えます。
治療技術へのある意味での評価や選択基準となりうると思います。

少し長くなってしまいました。もう少し具体性を持って次回書きます……
それから、口コミ情報に対して全くふれるスペースが無くなってしまいました
この事も、次回に書きます…….ご質問があればそれも。  

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