インプラント埋入手術における、三次元的診断は非常に大切な要素です。
現在、インプラント治療において私は90%程の確立でCT断層撮影を行っています。その理由は、レントゲン診断は一方向からの診断のみに限られるため、本来立体的な形状をである顎骨を正しく診断することは不可能だからです。
インプラント治療における三次元的診断の重要性は過去に
「SIM/Plantとサージカルステントを用いた画像診断」1999
「補綴の立場からのSIM/Plantとサージガイド」2003
と言ったテーマで発表を行ってきました。
また、2004年には CTの撮影データから顎骨の光造形模型と呼ばれる、患者さんの骨の模型を製作し、インプラント埋入手術前に、インプラントの歯を作製し、インプラント埋入手術後30分で、今まで歯がなかった方に、瞬時に歯を取り戻す事が出来る臨床術式を発表。この術式は特許申請中です。
これの様に、CTとインプラント治療は切っても切り離せない関係なのです。
多くの方はCTを輪切りのレントゲンの様にイメージしていらっしゃるようですが、CTの検査結果をフィルムで診断するとそのように見えるからです。
しかし、CTの撮影結果は、三次元的なデータであるため、撮影対象を、あらゆる角度や方向方観察し、その部位の、任意の方向の断面を観察する事がてきるのです。
CTの撮影結果は、三次元のデータとしているためです。
この三次元のデータを見るためには、そのためのコンピュータソフトが必要となります。私は、8年ほど前よりSIM/Plantというインプラント治療専門のソフトを使っています。
8年ほど前は、「コンピュータを使ってインプラントの埋入診断をするなんて、先生オタクだね」なんて言われたものでした。現在ではこのソフトは。当たり前のように使われています。
これらのソフトはウインドウズOSで動くものばかり…
10年以上マックを使っている私にとっては、何となく寂しいものです。
そんな私に….救世師降臨…..OsiriX
続きは次回に…..
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