専門的な内容を続けて書いてきましたが、少し軌道修正し一般的内容を数回にわたり書いていこうと思います。
インプラント治療が進化し、長期的に良好な治療結果が得られる事が、多くの研究者によって報告されるようになりました。そのため現在では歯科インプラント治療は歯を失った際の治療方法の選択肢の第一番の候補として考えられるようになりました。
インプラント治療の結果、患者さんの受ける満足度は、従来の治療方法を圧倒的に上回る事もあり、今日、社会的にも認知されはじめ今後急速に需要も拡大する物と考えられます。
しかし、ここでインプランの成功率の高さが統計的に優れ得いると数字を並べてみても現実的ではありません。なぜならそれらの高い成功率は、トレーニングをしっかり積んだ歯科医師が、適切な診断のもとに、数名のこれもまた徹底したトレーニングを受けた医用チームと共に行った結果の成績なのです。
ですから実際に受診する医療施設の治療結果の成功率とは全く異なる物なのです。
実際には、統計を行った研究施設と同レベルの治療水準であれば、研究結果と同様な成功率が得られる事は間違いないと思います。
しかしながら、治療技術の水準が異なれば、結果は悲惨な状態に成ってしまいます。
インプラント治療は今後急速に普及する事でしょう。その結果、歯を失った患者さんに大きな恩恵をもたらす事でしょう。
しかしその一方、トラブルの数も加速度的に増加する事も否定できません。それは上記の理由からです。
先日、私の患者さんで弁護士の方が治療の合間の雑談で、インプラント治療のトラブルケースの相談が最近増えたと仲間内で話していると教えて頂きました。
治療技術を判断する事は一般の方では困難だと思います。医療情報がもっと公開されれば今後進展があるでしょう。現にこんな風にHPを使って自由に情報発信出来る事も、10年前は想像も出来ませんでした。
ちなみにブローネマルクシステムインプラントの最初の患者さんは40年前です。
もう少し詳しく 次回につづく…..>>>
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