インプラントと審美

デンタルダイヤモンド出版より、夏の増刊号が出版されます
「審美修復-ここが知りたいQ46-] と題し審美修復を極めるためための疑問にズバリ答えた46のヒントが、編集コンセプトとなっています。

セラミック修復や最新の接着技法や、メタルフリーブリッジ、ファイバーコアなど日常の臨床に役立つテーマを簡潔にまとめた46のヒントが満載です。

この増刊号に、インプラント関係で二編の論文を発表しました。
今年の初めに、執筆の依頼を打診された際、著者の大多数が大学の先生であった事もあり、少し躊躇しましたが、自分自身の臨床結果に成績を付けて頂くつもりで執筆致しました。

「前歯部2歯欠損を審美的にインプラント修復するには」
「インプラントにおける審美的な上部構造の作り方」 の二編です。
前述の日本歯科評論に続く今年になって三編めの発表です。

インプラント治療の審美性の獲得には、どうしても骨の移植が必要となります。
私の臨床では、患者さんとの相談結果にもよりますが、高い審美性の獲得をご希望された場合は、90%以上の症例で骨移植手術を行っています。

今日のインプラント治療には、骨移植手術や歯肉の移植手術が、付加的治療として重要な役割を占めています。これらの処置を的確な診断のもと、適切に行える事が、高い治療結果をもたらします。

この際、問題になる事が移植に用いる骨の問題ですが、ウシなどの他種生物の骨や、死体から採った他家生物の骨などから成る骨補填材などを使用するケースがあるようですが、自分の臨床では、100%患者さんの骨だけを用いる骨移植手術を採用しています。この方法が最も安心した治療が行えると考えています。

これから一般化するであろう、インプラント治療ですが、治療結果や術式のさらなる情報公開が望まれるます。

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