デンタルダイヤモンド社より出版されている月刊誌の7月号に論文を発表しました。「歯冠修復学(審美修復)からみた抗加齢歯科医学」と題する論文は、歯科治療がいかに人を若々しく健康である事に貢献するかを考察しました。
この企画、抗加齢医学に貢献する歯科臨床を考察する、約半年間の連載の一編を担当しての執筆です。
歯科治療が笑顔を取り戻す事に大きく貢献している事を書いています。ここで言う笑顔とは、治療が終わって嬉しくて笑うという笑顔とはちょっと違って、もう少し科学的に笑顔をとらえています。
すなわち、歯を治す際に、顔貌と歯の調和を考えた治療について考察しました。
デンタルダイヤモンド社HP
人は歯を失うと顔つきまで変わってしまいます。特に臼歯を失うと咬み合わせに変化が生じ、前歯の歯並びまでも変化してしまいます。歯は人の顔を作るのです。
良質な歯科治療とは、美しいセラミックの冠を入れる事や、インプラントを埋入する事ではありません。それらは手段だからです。
少し難しくなりますが、咬合平面と呼ばれる歯の三次元的位置関係を正しく評価し、治療によって具現化する事や、顎の関節と筋肉に調和した下の顎の位置関係を正しく戻してあげる事、等々。そのほかにも歯周組織に対しての治療の数々………。
美しいセラミック冠を入れるのは最後の最後、治療の大部分は仮歯を用いた細かい治療ステップの積み重ねです。
治療は早い事にこしたことはありません。しかし多くの時間が必要な事も事実です。
若い方が一本だけの治療を受けるのならいざ知らず、数本の治療歯が有り、数本の奥歯を失った方の治療は、かなり大がかりな治療が必要な事が多いのです。その部分ではなく、全体で考えなければ治せない事が大多数を占めます。
東京都中央区京橋1丁目1−6 越前屋ビル 地下2階
診療時間/(月~金)10:00~13:00 / 14:00~18:00
休診日/土・日・祝日
東京都中央区八重洲2-4-1
住友不動産八重洲ビル地下1階
診療時間/(月~金)10:00~13:00 / 14:00~18:00
休診日/土・日・祝日