最近、ブログ更新の頻度が落ちています。
もう少し書かなくては……….。
でも………..クインテッセンスの論文投稿の期限が直前に!
デンタルダイヤモンドの別冊の校正も!
そして本業も大忙しで
昨日も今日も昼休みなし…….サンドイッチとコーヒーで昼休み10分間。
でも、時間は作るモノとばかりに、新ページを立ち上げました。
このページ、今後私が登壇する講演会や発表論文の報告を中心にまとめようかと考えています。
前回の続きです。
冠を外した、歯肉は炎症………
原因は被せた冠と歯との接合部分に不適合があったためと考えられます。
時に、歯を歯肉の縁より、ある一定の深さ以上削ってしまうと起こる場合もあります。この事を生物学的幅径の侵襲と呼びます。
治療の方法は色々考えられますが、このままではいけません。多くの項目をここで取り上げる事は出来ません。今回は、仮の歯を作る時のポイントを書きます。
この様なケースで多く用いられているのは、専用の糸を歯と歯肉の周りに巻いて精度のよい仮歯を作るのが基本です。
ここで、一つポイントがあります。炎症が重度な場合や、以前に被せていた冠の縁が、深かった場合は、一回で精度のよい仮の歯を作製する事ができない場合があります。出血が多い為、歯を削ってある部分、削っていない部分の境目が明瞭に出来ないためです。
この場合、一回の仮歯を装着した後、7〜10日間デンタルフロスを毎日行って頂き、その後に再び上記の治療ステップを行い仮歯を併せる。またデンタルフロスを行って頂く。仮歯を合わせ精度を高める。
この治療を繰り返し行う事によって、冠を作製するにあたり必要な、型どりの前に周囲の歯肉に炎症が無い状態に治療しなければ成りません。
この様に、適合精度に優れた仮歯を作る事が、歯肉の健康を取り戻す事に役立ちます。
仮歯は、ただ仮に入れておく取り敢えずの冠ではなく、歯肉の治療を目的とした非常に重要な役割を担っています。これら仮歯の調整に治療に必要な治療時間は、1時間以上を要します。本数の多い場合は何回にも分けて行うため、多くの時間と、治療回数が必要となるのです。
良い治療は、材料のみでなく、細かい精度の高い治療のステップの積み重ね。
健康に歯肉なった歯肉は次回に……..>>> つづく
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