日本口腔インプラント学会

日本口腔インプラント学会.
土、日曜は日本口腔インプラント学会、関東甲信越支部学術大会が開催されました
以下の演題でポスターセッションにて発表を行いました

ポスターセッションにて発表を行うのは10年ぶり位ですので、ちょっと違和感が…
大会会長が母校の教授なので、発表でお手伝いです…(^_^)v

OsiriXを応用したインプラント埋入計画の診査診断
-補綴主導型インプラントを三次元的に具現化する-

小川洋一 Yoichi Ogawa 1) 高村宗俊 Munetoshi Takamura 2)
小川歯科医院・東京インプラントセンター1) 神奈川歯科大学人体構造講座2)

目的 
インプラント埋入を成功に導くための術前診断で大切な事は、獲得したい補綴形態と顎骨の解剖学的形態の双方を三次元的に把握し、最も妥当性のある埋入計画を立案することである。そこで補綴主導型インプラントを適切に具現化するために、診断用ステントを用いCT撮影を行い補綴的にも外科的にも妥当性のあるインプラントの埋入ポジションを診断することの事ができたので報告する。

方法 
術前診査におけるCT撮影は支援病院の普及で容易に行えるようになった。また撮影データを解析する方法も、フイルムからパソコンによる解析にと変化し、数々のソフトウエアーが紹介されている。今回、Mac専用のOsiriXをインプラントの埋入診断に応用し、画像診断を行った。

結果 
OsiriXはフリーウエアーのDICOMビューアであるにもかかわらず、非常に高度な機能を搭載しており、インプラント外科における顎骨形態の解析に応用する事が可能であった。また、診断用ワックスアップに基づき、歯冠形態を描出できる診断用ステントを製作することは、獲得したい補綴形態に調和したインプラントの埋入を三次元的に診断することに有用であった。

考察 
顎骨形態を三次元的に診断すること、そして補綴主導型の治療計画を三次元的に具現化する事が、補綴、歯周の各要素に妥当性のある埋入外科行うにあたり重要である。そのためには、術前に獲得したい補綴形態を的確に診断した後、正確なCT撮影を行うことが重要であることが解った。また、画像診断に応用したOsiriXは、インプラント埋入診断にあたり十分な機能を備えており、補綴主導型インプラントを三次元的に具現化するにあたり有用な診断機器と成りうることが解った。

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